情けは人のためならず
先週の大きな地震のあと、友人から、メールがきた。
彼女は、仕事をしていて、
夏休みは、子どもたちの学童のお弁当とかその他もろもろで
いつもより忙しくすごしている。
その日は、たまたま旦那さんも仕事で
家には、お子さんしかいなかった。
大きな揺れがきて、「子どもしかいない!」
と青くなった彼女は、まだ揺れている中、自宅に電話した。
お子さんは無事だったが、恐怖で大泣きしていたそうだ。
地震で交通機関は止まり
彼女が帰宅できたのは、夜も遅くなってからだった。
その間、お隣の方が、お子さんの面倒をみてくれていた。
「遠くの親戚より、近くの他人ですね。本当にありがたかった」
そう彼女のメールは結ばれていた。
子どもたちだけで、長い時間、心細さを抱えてすごすのは大変なことだ。
余震がきたら、どうなっていたことだろう。
もしも、お隣の方に助けてもらえなかったら
彼女の心配は、相当なものだったに違いない。
親切な方が近くにいて、幸いだった。
と同時に、普段から隣近所の方とお付き合いしていた彼女の
心配りが、このときに活きたのだな、と思った。
だいぶ前、運動会が直前の雨で
開催されるのかどうか判断がつかず、情報が錯綜したときがあった。
普通なら、学校から連絡網が回されるのだが
そのときは、本当に直前だったので、連絡網は回されず
学校の近くに住んでいる人が、「運動会、やってるよ!」と
友人に連絡し、友人同士の連絡網とクチコミで
親たちはお弁当を持って運動会に集まってきた。
そこで、「○○さんがいない」、「連絡いってない」
と、その場に来ていない人にまで、連絡がまわり、運動会は何事もなく行われたいった。
連絡は、知り合いの輪で繋がり、行き渡っていたのだ。 ただ一人の親を除いて。
昼食時になり、その子だけが取り残された。
学校があわてて自宅に連絡すると、親は出かけていて、留守になっていた。
隣近所の方とのお付き合いは
良いことばかりではない。 ときには不快なこともある。
それでも、ひとりでは生きていけないし
自分の力だけでは、バランスのとれた子育てができない。
打算的につきあえ、ということではなく
お互い様という気持ちで普段から接することが
いざというときに
チカラになるのではないだろうか。
忙しいなかで、自治会の行事やPTAに参加して
人との繋がりを作っていた友よ
あなたはやっぱり、賢い人でした^^
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