チョモランマ忘年会
2005 / 12 / 16 ( Fri )
高校の同期の友達と、忘年会。
先月、上海蟹の同期会を行ったけど、そのときに出席できなかった人も
今回は集まってくれた。
そのうちのひとりが、ちょうど蟹の会のときに、ヒマラヤ山脈に登っていたという。
「え、チョモランマに登ったの??」
「いやいや。5000mぐらいまでだよ」
昨夜は、彼の無事な帰還を肴に、飲む会でもあったのだ。
4000mを越えると、見えないものが見えるようになってくるらしい。
空気のつくりが違うし、身体のほうも、厳しい環境で生きられるように
感覚が研ぎ澄まされるのかもしれない。
高山病に悩まされながらも、貴重な体験をした、と彼は言う。
「岩って、生きてると思う?」
「生きてるもなにもないだろ?」
「そりゃ、動物みたいに食ったり動いたりはしないさ」
「岩にも、生きてるとか死んでるとかあるの?」
「エネルギーを発しているものを、【生きてる】というんだったらさ
岩だって、生きてると言えないか?」
「そういう捉え方ならなぁ」
「岩もね、生きてる岩は、呼吸してるんだよ」
「呼吸してるのが見えるの?」
「細かい気泡のようなものが、ブワァ~~って立ち上るんだよ」
「そうなんだ」
「うん。なんだか、今まで憑いてた汚いものが、全部落ちていったって感じがした」
と言う彼は、その場の 「どんな下着が好きか?」 という話題に一番深く食いついていた。
汚れは 落ちるのも早いが、また汚れるのも、早いものなんである。
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