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忘れられないお客様



結婚前、販売の仕事をしていた
銀座の近くで
お客様には、外国人が多かった

そのお店は、ガラス製品のお店
ガラスでできた ぐい飲みや箸置き
ちょっとしたオーナメントとか
外国の人は、好きだったみたい

忘れられないお客様に
台湾のお金持ちの方が いる

上品な紳士で
日本語が上手だった
黒い色のクリスタルグラスでできた
ペン立てを数個、お買い求めになった

「孫への お土産だよ」

その笑顔は
とても柔和で
優しい声だった

それから、日本に来ているときは
何度か立ち寄ってくれて
ちょっと高価なものを
ふぃっ、、とお買い上げになる

ある日
その方を
テレビで見かけた
台湾財閥の方だった

本当のお金持ちは
品がいいのだな・・・・

いろんなお客様に
接してきたけれど
その方の
やわらかい
優しい態度は
今でも 忘れられない

店員に対して
ひとりの人間として
向き合ってくれた

お店で買い物をするとき
お金を払っているから
客なのだから と

品物に払ってるお金で
店員の人格を 買っているかのような錯覚に
陥っている人が多かったのだけれど


             
___ いろんなことを
      そこで 学びました

      もう時間が だいぶたって
      あの頃の 思い出が
      薄くなってきたかもしれない

      忘れてしまう前に
      このブログに 少し
      とどめておきます ___



                       
19:05 | 仕事の記憶 | comments (10) | trackbacks (0) | page top↑

5月 26日(水)




   風が強い一日
   どことなく
   硫黄の匂いがしてる 南風
   まだ 島の影響があるんだろうか?

   もうすぐ息子の林間学校
   2泊3日
   ひとり いなくなると
   すごく静かに なる
   そんなとき
   子どもが 皆
   家を 離れていくことを 想像して
   漠然と
   自分の時間・・・・・というものを
   思い描く

   うまく夫婦二人で
   時間をすごすことができるなら
   何してるんだろう?
   
   私は 腰の重い人
   ゆっくり 家で本を読んだり書き物をしていたい
   彼は 旅行好き
   登山もお寺巡りも、とにかく出かけるのが良い

   これじゃぁ
   どっちかが
   合わせない限り
   2人で時間をすごす・・って、できない? 

   あ、あった
   2人の共通な趣味
   食べ歩きと 野球観戦

   また
   行くか
   子どもの いなかった頃みたいに
   
   

   
10:48 | 日記 | comments (8) | trackbacks (0) | page top↑

ブログな夜




眠れるかと思ってたら
いろいろ考えて
またこんな時間だぃ

簡単に単純なことなんだけどな

突き詰める必要なんか
ないのだけれどね

まぁ
好きなように やって
それで 不都合があったら
また 直していけばいいし

いろいろと
考えてしまうのは
この記事のむこうに
泣いてる人
笑ってる人
怒ってる人
喜んでる人
生身の人間が
いるからであって

そこに
大事なものを置いておくのは
取られてもいいと
思ったから
置いといたのでしょ
っていうのは

不親切なことなのかもしれない
などと
また

取り越し苦労してしまうのである

ん~・・・・・    寝よう。



03:53 | いろいろと | comments (10) | trackbacks (0) | page top↑

名前


『 タメ息を袋に集める 』 から

名前

卒業

この二つの詩に
それぞれ 書かれてある 「名前」 について

名前の持つちからには
常々、なにやら不思議なものを感じていた。

刻印、、というのか
正体のないものに
名前をつけると、たちまちのうちに
暴かれていくその姿

得体の知れないものが
名付けをされただけで
急に身近な存在になっていく有様

繰り返し呼ぶことで
記憶になり
存在を強めていく
恋人の名前

逆にそれを消すことで
区切りとなる 別れ

ただの 符号にすぎないといえば
それで おしまいなのだ

なのに なぜ
人は 名前をつけたがり
それを 呼ぶことで
特別な 繋がりを
持とうとするのか

名前の 持つちから

私には ときに怖ろしく
ときに優しく 感じられる

翻弄され
流されながらも
この世のなかで

一瞬
輝く存在の証のような

そんなちからを 感じる










02:03 | | comments (4) | trackbacks (0) | page top↑